キッチン、トイレの排水詰まりについて
2020/10/14
『スッキリ』で話題に挙がった排水の詰まりについて
排水の詰まりについて
サブタイトル
本日10/14の日本テレビ系列『スッキリ』で取り上げられました、排水の詰まりですが、
詰まっている場所によって、費用が変わる事はありますが、40万円、50万円という値段はあり得ないのでご注意ください。
まず、トイレ内で詰まった場合、便器を外さずに、ラバーカップ(ゴム製のシュポシュポ)で解消される。もしくは便器から手を入れて
解消される場合は、15,000円程度。トイレットペーパーの流しすぎは、前者でだいたい解消されます。しかも、時間をおいて、
紙が溶けた頃合いを見計らって、ラバーカップでシュポシュポすれば、解消される事が多いです。もし詰まった場合は、焦らず時間をおいてから
シュポシュポしてみてください。ラバーカップは大きめの方が能力は高いです。そして、ラバーカップはトイレットペーパーを引っ張り出すのではなく
押し流すという意識で行ってください
また、異物を落とした場合は後者で、手の届かないところで詰まっていたら、便器を外す必要があり、その場合は25,000円~30,000円程度。場合によっては
それ以上かかる事があります。ですが、『スッキリ』で取り上げられた内容で50万円はいくらなんでも高すぎます。
そして、よくあるのが、台所排水の詰まりです。
台所の排水管は直径50mmしかなく、戸建てですと、その先に『ゴミヨケマス』や『溜マス』と呼ばれる『におい』が逆流するのを防ぐ『マス』があり、
そこで水の勢いが弱められるので、台所の排水は特に詰まりやすいのです。
対策としましては、最低1ヶ月に1回、台所からの排水が出てくる『マス』を掃除してください。そして、台所のシンクの下の『ジャバラ管』を1年に1回
掃除してください。以前テレビで紹介されたのが、排水口にレジ袋等で蓋をして、50℃程度のお湯をシンクの半分位溜めて、排水口のレジ袋を外して
一気にお湯を流す。それを2~3回繰り返すとジャバラ管の汚れが落ちるとの事。これを定期的にされるとジャバラ管で詰まる機会も減ると思います。
もし配管が詰まったらご連絡くだされば、弊社より信頼できる職人を派遣します。ただし、当日中に伺えるかどうかは職人との相談の上になります。
あらかじめご了承ください。
費用は、状況にもよりますが、5万円~8万円程度です。
次に、浄化槽での詰まりについてお話しします。
浄化槽とは、宅内の汚水、または、汚水と雑排水を微生物の力によって浄化し排水溝等に放流するものです。
下水道が開通していない地域でトイレを水洗化する為には欠かせない設備になります。
その中で、排水管の水勾配をとっていくと、放流する溝の底よりも浄化槽の放流高さが低い場合があります。
その場合は、『ポンプ槽』と呼ばれるタンクに一旦溜めてポンプで送り出す装置を設置します。
なので、もしポンプが壊れたら、ご想像の通りポンプ槽が満水になり、浄化槽が満水になり、配管が満水になり
トイレが流れなくなります。もし雑排水も浄化槽に入っていたら、お風呂も台所も排水が流れなくなります。
そうした場合には、まず浄化槽の汲み取りや、メンテナンスをされている業者さんに連絡してください。
ご高齢等で、日頃のメンテナンスができない場合、1年~2年毎に配管の高圧洗浄も承りますので
ご相談ください。